赤ちゃんのお尻のくぼみ【先天性皮膚洞(毛巣洞)と二分脊椎症】
退院時健診の時にお尻にくぼみがあることを指摘された下の娘ちゃん…。ショックを隠しつつ退院し、退院時健診の「一ヶ月検診で塞がっていれば問題ないから」の言葉にすがりつつ迎えた一ヶ月検診でもやっぱり塞がっておらず…。十勝管内で一番大きな病院、厚生病院を紹介されてしまいました…。
赤ちゃんのお尻のくぼみ【先天性皮膚洞(毛巣洞)と二分脊椎症】
先天性皮膚洞
腰椎、お尻のところ、肛門の上部ににくぼみがあることを指します。この部分に凹みがある人は結構多いのだとか…。
このくぼみが単純なくぼみだけならいいのですが、まれに脊椎まで穴が空いていることがあります。もし脊椎まで穴が空いているとそこから感染症を引き起こしたりします。脊椎まで穴がつながっているかどうかを調べるには、MRI検査が必要です。
単純なくぼみだけではなく、周囲に色素沈着や脂肪腫、血管腫、多毛などが見られることもあります。この場合、潜在性二分脊椎症を伴っていることもあります。
潜在性二分脊椎
皮膚に覆われているので潜在性二分脊椎とよばれます。
代表的な疾患は脊髄脂肪腫ですが、背中に深い穴(皮膚の陥凹)を認める先天性皮膚洞なども含まれます。
二分脊椎症
背骨のトンネル(脊柱管)の一部の形成が不完全となり、脊髄馬尾神経が脊柱管の外に出てしまっています。それにより、神経の癒着や損傷が生じてしまい、様々な神経障害が出現する病気です。症状が軽くほとんど無症状のものから非常に重症なものまで様々です。
厚生病院を受診
一ヶ月健診を受けた病院が厚生病院の予約をとってくれたので、行ってきました。受診科は脳神経外科。予約の段階から「ものすごく待たされるから(準備が必要よ)」と何度も念を押されましたわ。
小さな赤ちゃんと大きな病院を受診するときの準備
とにかく長時間は病院に生後一ヶ月の赤ちゃんといなくてはなりません。準備を怠ると大変なことになるでしょう。
- オムツ(5枚以上)
- お尻ふき
- バスタオル(2まい)
- 着替え(2組)
- お手拭き
- 普通のタオル
- オムツかえシート
- 母乳パッド
- お包み
- 母乳ケープ
これ以外に自分たちの飲み物(水筒)、飴、タオル、母子手帳などを持ちましたので、荷物がものすごかったです。ボストンバッグにぎゅう詰め。民族大移動しそうなくらい位だわ。母乳だったのでミルクの準備がなかっただけマシかも…。
やっぱり、すごい待ち時間
予想通り、診察までに1時間、検査までに1時間、再度診察に1時間で3時間以上かかりましたわ〜。厚生病院は授乳室が小児科にしかないので、授乳ケープで待合室の片隅で授乳。うーん、夫と二人組みで行きましたが、一人だったらきついな〜。
今回はMRI検査の前にCTをとることになりました。それでさらに検査を進めるか決めるんだそうで。
診察の結果
CTの間はなぜかおとなしく眠り続けてくれたので、撮影自体は5分ほどで終了!検査技師さんがものすごい笑顔でした!私たちもここがすぐ終わったので、ものすごく助かりましたよ〜。
待合室ではただひたすら抱っこでゆすり続けました。腕パンパン。
そして呼ばれた診察では、結果なんでもない、穴は成長とともにふさがるでしょうとのこと…。よかったよ。眠れないくらい心配したよ…。
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