【映画・漫画】セトウツミ
月刊少年チャンピオンに連載中の漫画「セトウツミ」を7巻まで読んだので、映画もみました。アマゾンプライムで入っていたからです!さっすがアマゾン!!
漫画「セトウツミ」
『セトウツミ』は、此元和津也さんの漫画作品。『別冊少年チャンピオン』(秋田書店)にて、2013年5月号より連載中。大阪の男子高校生、瀬戸と内海が放課後に川辺で繰り広げる関西弁の会話劇を描いた作品。キャッチコピーは「この川で暇をつぶすだけのそんな青春があってもええんちゃうか」。
登場人物
瀬戸 小吉(せと しょうきち)
高校2年生の男子。ギザギザの髪型が特徴。先輩を無視してフリーキックを蹴ったのがきっかけでサッカー部を辞めさせられ、暇つぶしのために放課後は川辺にいる。樫村さんに片思いしている。猫が好きで蜘蛛が嫌い。実家はセトサイクルという自転車屋。両親の離婚問題に瀕している。祖父はボケて徘徊してる。祖母は入院中。
内海 想(うつみ そう)
瀬戸の同級生。塾に行くまでの時間をつぶすために、放課後に川辺に赴く。眼鏡をかけたクールな風貌だが、瀬戸をイジるためには全力を尽くす。毎日1000円ずつを渡され昼と晩、塾までのバス代等を賄うように言われている。家族の話をするのを極度に嫌がる。優秀な姉がいるらしい。
樫村 一期(かしむら いちご)
同級生の女子。実家はお寺。瀬戸から好かれているが本人は内海のことが好き。ハツ美からは「あざとい」と言われている。内海からラインブロックとか食らってるのに、その後もやりとりしたりしている。
ハツ美(ハツみ)
瀬戸に告白してきた1年生の女子。瀬戸の前だと緊張して上手く喋れないが、それ以外の相手には饒舌で毒舌。
田中 真二(たなか しんじ)
瀬戸と内海の同級生。左右対称の名前とセンター分けの髪型から「公平そう」という理由で2人の対決の審判をつとめる。
蒲生(がもう)
瀬戸と内海の同級生。あだ名は「ガッちゃん」。岡山県生まれで親戚の家に下宿している。
馬場(ばば)
同級生の野球部の男子。顔を覚えられないと瀬戸たちに言われており、作中ではのっぺらぼうとして描かれる。
鳴山(なるやま)
高校の不良の先輩。入学式の日に瀬戸の顔にマジックで落書きするなど、瀬戸との因縁がある。
バルーンさん
川辺によくいるバルーンアーティスト。ベラルーシ出身。29歳。瀬戸とは仲がいいが、何故か内海に対しては辛辣。日本での就職活動中、瀬戸の祖父がパンク修理をする姿に「空気を膨らませるだけで人を笑顔に出来るのか」と感銘を受け、バルーンアーティストになる。最近、師匠には会えていない。
あらすじと感想
読んでる途中で声が出そうになるくらい笑ってしまいました。漫画で声が出るほど面白いとか久しぶりです。
基本的には瀬戸と内海が川べりで喋るだけの作品です。何が面白いかってこの会話のセンスが非常にいいです。
「フシがある選手権」「親方を裏方にクルリ」「宮沢賢治風にいうたらケンクヮ」など言葉のよさにも驚かされます。こんな風に誰かと話すなんてことできませんから。
男子高校生二人組がこんな風に喋っていたらそれだけで惚れそう。
私が一番好きな話は6巻の「過去とファイル」「未来とフォルダ」です。あの魚のヤツです。
実際に作品を読まなければあの空気感や面白さはつわりづらいかも。
映画「セトウツミ」
2016年7月2日公開。大森立嗣が監督を務め、池松壮亮と菅田将暉がダブル主演を務める。
キャスト
内海想:池松壮亮
瀬戸小吉:菅田将暉
樫村一期:中条あやみ
おじさん:鈴木卓爾
鳴山:成田瑛基
堤:岡山天音
バルーンさん:宇野祥平
あらすじと感想
基本は漫画と同じです、映画オリジナルの要素は少ないです。私の想像する瀬戸と内海より池松壮亮くんと菅田将暉くんはちょっと細いなって感じ。
あと小さく感じる。もっと大柄な人物を想像してました。私は関東人なので、お二人の関西弁については「関西弁で喋ったらこんな感じ!」と言う感想です。映画も漫画のようにゆるく、あの空気感を上手にかもしだしています。ダブル主人公の池松壮亮くんと菅田将暉くんの大ファンだったら、たまらないでしょう。
結末は期待しない方がいいかもしれません。漫画と同じでゆるーく終わります。
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