【映画】そして父になる
アマゾンプライムで福山雅治さんの主演映画「そして父になる」が追加になっていたので、早速見てみました〜。
2013年制作の日本映画。是枝裕和監督。第66回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、2013年5月18日夜に公式上映されました。
キャスト
野々宮良多:福山雅治
野々宮みどり(良多の妻):尾野真千子
斎木ゆかり:真木よう子
斎木雄大(ゆかりの夫):リリー・フランキー
野々宮慶多(良多の息子):二宮慶多
斎木琉晴(雄大の長男):黄升炫
宮崎祥子(元看護師):中村ゆり
野々宮大輔(良多の兄):高橋和也
鈴本悟(弁護士、良多の友人):田中哲司
山辺真一:井浦新
宮崎祥子の夫:ピエール瀧
病院の職員:小倉一郎
良多が勤務する会社の社員:吉田羊
織間忠治:大河内浩
野々宮のぶ子(良多の義母):風吹ジュン
上山一至(良多の上司):國村隼
石関里子(みどりの母):樹木希林
野々宮良輔(良多の父):夏八木勲
斎木美結(雄大の長女):滝沢美結
斎木大和(雄大の二男):押場大和
キャストが非常に豪華です。福山雅治さん演じる父と尾野真千子さんの母、よく合ってました。個人的には真木よう子さんの配役はもっと下町のヤンキーママっぽいのがいいと思った。
あらすじ(ネタバレあり)
大企業に務めるエリート建築家の野々宮良多(福山雅治)と妻みどり(尾野真千子)の間には6歳になる一人息子・慶多(二宮慶多)がおり、家族は幸せな日々を過ごしていた。慶多の小学校の受験も難なくパスし、まさに順風満帆だ。
そんなある日、慶多を出産した病院から「重要なお知らせがある」と呼び出される。出生時に子どもの取り違えがおきた可能性があるというのだ。遺伝検査の結果、実の息子は慶多ではなく、斎木家の琉晴(黄升炫)だとわかった。二人は7月28日、同じ日に生まれたのだった。
ショックを受ける良多とみどりだが、取り違えられたもう一組の家族、群馬で小さな電気店を営み、3人の子持ちの斎木雄大(リリー・フランキー)・ゆかり(真木よう子)と対面し交流を始める。
週末ごとに子供達を交換して徐々に慣らしていく二つの家族。しかし、社会的、経済的な格差は大きく、子供達は戸惑いを隠せない。慶多の小学校の入学式のあと、野々宮良多(福山雅治)は焦りからか唐突に「二人を引き取りたい」と提案するが、斎木夫妻の不興を買ってしまう。
この間に、病院側との裁判がはじまり、取り違いが看護師の嫉妬心から恋に行われたことがわかる。看護師は「エリートで幸福そうな野々宮夫婦がにくく、不幸になればいい」と思ってわざと変えたというのだ。「今、自分の継子との関係がよくなり、幸せになった。途端に恐ろしくなって告白する気になった」と言う看護師に、二つの家族は怒りを隠せない。裁判そのものには勝訴し、慰謝料を勝ち取るが、事件そのものは時効で看護師を罰することができないのであった。
そしてとうとう二人の子供たちはそれぞれ血の繋がった家族の元へ行くことになる。
なかなか野々宮家になれることができない琉晴…彼は群馬の斎木家に家出してしまう。家出のあと、良多は家族との時間を多く取り、楽しく過ごせたのだが、妻に「琉晴が可愛くなってきた、まるで慶多を裏切っているみたいで辛い」と泣かれてしまう。自身も慶多の撮った写真に収められた自分の姿を見て、泣いてしまう。
連休に慶多に家族で会いに行く野々宮家…。慶多は二人を見て逃げてしまう。慶多を追いかけながら「ミッションなんてもう終わりだ!」と叫んで、抱きしめる良多。
電気店に戻り、慶多は「スパイダーマンってクモって知ってた?」と雄大に教わったことを良多に教える。
感想
感想としては単純に「この看護師、許せねえ」って感じっす。同じ医療従事者として許さんわ。いや本当にありえないでしょ。社会的に抹殺されてほしい。
というのがわりと本音ですが、非常に感動的な映画です。福山雅治さんの息子の撮った写真を見てむせび泣くシーンは胸にきます。慶多の「自分が我慢すればいい、他の人を押しのけてまで幸福になろうとしない」というような優しさ(この優しさが父親から「やっぱり自分の子じゃなかった」という感情を持たれてしまう)が感動をよびます。
この最後のシーンはこれから二つの家族が交流しながら、お互いの価値観を認めて子供達を育てて行くことになるのかも…と思わせる最後です。
(ちょっと消化不良感はすごいあるけど)
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